少し未来の保育施設を考える異業種勉強会を開催しました。

【勉強会について】

・待機児童問題、保育士処遇問題など保育所を取り巻く課題は山積みされています。特に待機児童問題については、少子高齢化の中でありながらも保育所の新規開設は増えている状態です。保育所が増えながら少子高齢化の波は収まらない中で確実に”保育所あまり状態”は進んでいくと考えます。

・一方で「障がい児」の割合はあまり減ることなく推移しています。しかしながらその専門性から、日中通える場所がない児童が多く存在しています。

・そこで我々は保育所といういう環境の中に、いかにして障がい児が利用できるかということを考えてきました。専門性の高さから保育士さんでも障がい児への対応は未経験だったり、知識不足だったりと二の足を踏んでしまう方も多くいます。

・勉強会の趣旨としては、近い未来訪れるであろう保育所の在り方と共に”すべてのこどもたちが笑顔で通える保育所”づくりのお手伝いをしたい。という想いでこの勉強会を弊社障害福祉顧問でもある市原純哉と企画しました。

キックオフとなる第一回目はKUMA’Sのクリエイティブの視点・市原の障害福祉の視点・建築設計の専門家の視点・webや映像の専門家の視点からこのテーマについてそれぞれの意見を出し合いました。

このように異業種で集まることとしたのは、さまざまな視点からこの課題を見ることで、これまで気づかなかった視点に気づけると考えているからです。

障がい児も健常児もすべてのこどもたちが過ごせる多様な保育環境を目指すにあたりKUMA’Sは下記のように考え取り組んでまいります。

 

・設備面を整えるだけでは、保育士の体制や空間利用のタイミング、実際の効果測定などができないといづれ利用が形骸化してしまう。

 

・知識(ノウハウ)研修だけでは、単一で受けることが多く一人の先生が旗を振ることは難しい。また、実際に障がい児への支援や、視点、チームでの動き方などのノウハウが必要ですが現在の保育分野に追加する業務となることへの負担が増となる。

 

だからこそ、KUMA’Sでは空間づくりも知識研修もトータルでお手伝いできるチーム力を高めこの課題に今後も積極的に取り組んで参ります。